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健康スポーツセラピスト知識検定について

理事長 玉利 齊
理事長 玉利 齊

全ての科学技術、さらに制度や資格は社会や時代の要請に基づいて具現化されて来たと言っても過言ではありません。スポーツも同様でオリンピックに示されている様に、人間の能力の最高度のレベルを競う面のみが強調されておりましたが、社会が豊かになるとスポーツも大衆化され楽しさや健康を求めてスポーツに親しむ人々が増え、特に健康志向の中高年者層が激増して参りました。
日本健康スポーツ連盟は新たなスポーツ人口層に応えるために、「より健やかに」をテーマにスポーツや運動の指導者の育成に今日迄取り組んで参りました。「鍛錬」という言葉が昔からありますが、スポーツや運動は「鍛える」ことを意味し、ほぐしたり伸ばしたりすることは「練る」ことにあたるのではないかと思われます。
「練る」ことで心身の正常化を目指す、癒し系のセラピストの方たちに「鍛える」、つまり機能を強化するスポーツや運動に関する知識に関心を持って貰い、実用に活かすことを目的に、検定による健康スポーツセラピスト資格認定制度を発足させました。

「健康スポーツセラピスト知識検定試験」制度発足について

設置趣旨

財団法人日本健康スポーツ連盟は社会状況の変化にともなって、健康づくりに運動やスポーツが注目され始めたときに、時代に先駆けて健康づくりのためのスポーツや運動の普及と指導者の必要性を提唱し、厚生労働省(当時厚生省)と文部科学省(当時文部省)に働きかけ、両者共管の公共法人として昭和62年に設立認可されました。
真っ先に取り組んだのは栄養やメディカル的な知識とスポーツや運動の理論と実技を合わせ持った健康運動指導士の養成で、現在、財団法人健康体力づくり事業財団が認定・登録を行い、講習会の実施を日本健康スポーツ連盟が行っております。
また、健康づくり実践の場としてスポーツクラブやフィットネスクラブで多くの人が安全に利用でき、効果が上がることを目的に一定の基準を設けた厚生労働大臣認定健康増進施設の認可申請のための調査・指導の事業を行っております。
さらに、健康スポーツの理論や実技の向上のためのセミナーやシンポジウム等、内外の研究機関や大学と連携して開催しております。
上記活動の中、昨今スポーツと健康づくりは現代社会のますます大きな課題となってまいりました。当財団は、今まで以上に健康スポーツの発展に寄与するため、フィジカル・メディカル・メンタルの連携強化を図り、安心・安全な知識と技術の向上をはかるため、「健康スポーツセラピスト知識検定試験制度」を発足させました。

健康スポーツセラピストとは

通常一般的にはスポーツトレーナーの業務の範囲は(1)運動指導(フィジカル)、(2)ケガの予防や回復(メディカル)、(3)精神的なアドバイス(メンタル)の3つの分野に大きく分けることができます。運動指導の分野ではスポーツや運動の実技とともに、スポーツ医学的な知識が必要です。逆にケガの予防や回復を行うメディカルの分野では、マッサージやストレッチ等スポーツ障害に直ちに対応できる技能や知識が求められます。さらにメンタルの分野では適切なアドバイスの能力も要求されます。
しかしながら、このスポーツトレーナーは、現時点、手技・実技については実力を備えていても、医師・歯科医師をはじめ保険師・助産師・看護師・診療放射線技師・臨床検査技師・理学療法士・作業療法士・あん摩マッサージ指圧師・はり師・きゅう師・柔道整復師などのような国家資格としての制度は確立しておりません。
そのような中で、整体やカイロプラクティックなどの民間資格として、身体のケア・予防・疲労回復などを目的に心身両面からのケアを行っている様々なセラピストがいるのも現状であります。
そこで今回、整体師やカイロプラクティック、アロマセラピスト、リフレクソロジー、ボディケア、フットケアセラピストなどを対象に身体機能の正常な働きのためにアプローチをする者を「健康スポーツセラピスト」として位置づけるために、いわゆる癒し系の技術を持った各種セラピストに運動系の知識を身につけてもらい、更なる健康スポーツの発展と競技スポーツの向上に寄与する所存であります。
そのために、日本健康スポーツ連盟では、「健康スポーツセラピスト知識検定試験」を実施し、知識・技術において一定レベルの標準化された知識を持つ者を「健康スポーツセラピスト」として認定し、多くの人の身体と心の健康の維持増進に役立ち、ひいては21世紀の我が国の力強い発展に資することを念願するものであります。